基礎知識

転換制度に気をつけよう

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tenkan

はじめに

「転換制度」〜聞きなれない言葉かもしれませんが、転換制度とは、現在の保険契約で貯まっているお金を、同じ保険会社の新しい保険に頭金のように充当することで、保険料を安くして見直しができる、という制度のことです。

大手生保会社などがこの制度を取り扱っていて、営業職員などが見直しを勧める場合は、この制度を活用することがあります。

転換制度のメリット

転換制度の最大のメリットは、旧契約の貯まったお金が、解約返戻金相当額ではなく責任準備金となる点にあります。解約返戻金は責任準備金の7割程度とされているので、つまり簡単に言うと〝解約して新しい保険に入るよりもオトク〟ということになります。

この他にも一定期間ごとに支払われる特別配当の権利を引き継げるなどのメリットもあり、同じ保険会社内で見直しをするなら、この制度を便利に活用するのが有利だということになります。

転換制度で注意したい点

先にメリットを書きましたが、実は、大きな危険も潜んでいます。

それは「新しい保険商品に充当されるお金が、どの部分に充当されるのか」ということにあります。

充当先が「10年更新の定期保険部分」など、掛け捨て部分に全額充当されると、せっかく貯まっていたお金が10年かけて掛け捨て保険料に充当されて10年後にはゼロ円となることもあるからです。

更には、10年後の更新時に、これまでの転換制度による割引がなくなる上に、10年後の年齢に該当する保険料に値上がりをするため、とんでもなく高額な保険料に跳ね上がる場合もあります。

そして一番の問題は、こうした加入者に損失を与える可能性のある複雑な制度を、経験値の低い新人営業職員でも安易に扱えてしまう点にあると感じます。顧客のために少しでも安い方が良いだろうと、悪意なく安易な設計をしてしまうケースも少なからずあるからです。

こうしたリスクは、自分自身で防ぐことがまずは大事。

そのためには、厳しい目で保険内容を吟味する姿勢を持つこと。また、複数の商品を比較して検討することが大切です。

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最新保険ランキング編集部

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