基礎知識

ライフステージで 変わる 保険選び「マイホーム購入」の巻

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マイホーム購入

マイホーム購入は、家計全体を見直す人生の節目。住宅ローンに付帯される「団体信用生命保険」により、死亡保障を削減できる可能性があるので、不要な保障は思い切ってカットしよう。
住宅ローンの名義によって必要保障が異なるので注意しよう。

住宅ローンを組んだら保険料を節約できる!

住宅ローン契約には「団体信用生命保険」がついているのが一般的だが、これは、ローン返済者が、返済途中に万一死亡した場合に、以降の返済が免除されるという保険である。
つまり、残された家族は、住宅ローンの残りを返済しなくてもよいのだ。だからその分、今まで加入していた死亡保険を削減できる可能性が出てくる。

ただし、必要となる死亡保障額は、住宅ローンが夫ひとりの名義の場合と、夫婦共有名義の場合によって異なってくる。更に、専業主婦か、夫婦共稼ぎなのか、どちらの収入比率が多いのか、などによっても、夫婦それぞれの必要保障額に差が生じる。この点を正しく理解して必要保障を確保しておかないと、思わぬ事態が起こる場合がある。
例えば、住宅ローンが夫名義の場合で、夫が死亡した場合は、ローン返済もなくなり、18歳以下の子がいれば公的保障の遺族年金を、残された妻は受け取れるが、もしも仮に、妻が死亡した場合はどうだろうか。実は、妻死亡の場合、遺族年金を夫は受け取れないのが基本ルール。日本の公的ルールは専業主婦向けに出来ている部分があるからだ。つまり、妻に万一が起こると、住宅ローンは残り、遺族年金はなく、幼い子どもが残るという事態になる。夫は、ひとり子育てと仕事をかかえ収入減となる可能性もある。妻の死亡保障を確保しないとマイホームを手放す事態に陥ることがあるので注意。

また住宅ローンが夫婦共有名義(5割:5割)の場合、夫婦共稼ぎで夫の収入比率が高いと、夫が死亡した場合には、妻の低い収入に対してローンは5割分残るため、夫の死亡保障には、その分をプラスする必要がある。

という具合に、夫名義の住宅ローンの場合は妻の保障を確保し、夫婦共同名義の場合は、どちらに万一があってもローンは半分残ることを加味して、死亡保障を選ぶ必要がある。
それでも全体としては保障削減により節約できる可能性が高い。
不要なものを思い切ってカットしつつ、もしもを具体的に想定した上で、必要保障をシッカリ確保することが大切だ。

住宅ローンを組んだら生命保険料を節約できるってホント?

加入中の保険は死亡保障3500万円。住宅ローンを組んだのちの必要保障額は約3000万と、今の保険でもカバーはできるが、10年毎に保険料が上がることが心配。
収入保障保険を活用して、不要な保障はすっきりカットし、医療保障を充実させても大幅節約でおトクに!

Dさんの必要保障額を再計算してみると、万一の時は住宅ローンが無くなるため、必要な生活費は月額20万円と算出。
これに合致する収入保障保険で死亡保障を確保した。医療保障は日額8000円から1万円へとアップさせても、トータルで1万円以上の節約に。その分、子ども達のための貯金や老後の貯金に回せて、家計が潤うことになった。

DATA

Dさん ご家族
夫(38歳)……会社員、妻(35歳)……パート、長男(8歳)……小学生、次男(3歳)
収入……年収夫800万円、妻100万円
毎月の支出……生活費20万円(ローン含まず)
万一のとき 夫死亡時……月額20万円 入院……日額1万円

マイホーム購入で保険料を節約

この記事はムック本でも読むことができます。→Amazon

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著者 / Author

向井 ムカイ  正行 マサユキ  

信用金庫、外資系生命保険会社を経て独立系FP会社を設立。代表を務める。資産運用、相続、個人ライフプランの作成、企業経営指導など多岐にわたり活躍。相談業務のかたわら、保険ショップ「ほけんの未来」を展開。お客様からの信頼は厚く、相談内容は保険にとどまらず金融や税務など幅広い相談業務をこなしている。

 

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