終身保険

契約者貸付制度って何?

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keiyakusya

はじめに

たとえば、16年後に資金が必要なことがわかっていて、15年払済の終身保険に加入しているとします。ところが、途中何らかの理由で資金が必要になったとします。預金はないし、高金利のカードローンなどには手をだしたくない。保険を解約すれば、解約返戻金を手にすることができますが、そうすると支払った保険料の合計を割ってしまうし、その後の保障も無くなってしまいます。
そんな時に、便利なのが契約者貸付制度です。

契約者貸付制度とは

終身保険や養老保険など積立タイプの生命保険の場合、解約払戻金が設けられていますが、その解約払戻金の範囲内で、資金を借りることができる制度です。
元々、自分が支払った保険料を借りるというのも変ですが、契約している生命保険の解約返戻金を担保にして生命保険会社からお金を借りるという図式になります。

借りることのできる金額は通常、解約返戻金の70〜90%の範囲内となっており、商品の種類によって異なります。
当然、低解約返戻金型の終身保険など、解約返戻金が低く抑えれれている保険商品の場合、借りることのできる金額も低くなります。

契約者貸付制度の注意点

1. 利率が複利で適用される

貸付金には利率が設けられ、その利率が年利・複利で適用されます。
返済しないでいると年々返済額が増加していきますので、注意が必要です。(3%の利子の場合、1年後の返済額、102万円、2年後104万円、といったように。)

2. 予定利率の高い保険は返済利率も高い

たとえば、バブル期前後に加入した保険などで予定利率が5%以上など、高利率なものがありますが、契約者貸付を受ける際には返済利率も高額になることがあります。

3. 保険が失効してしまうこともある

契約者貸付は、解約払戻金の範囲内であれば何度でも貸付を受けることができますが、返済をしないでいると、利子が積み重なって返済額が解約払戻金の額を超えてしまうことも考えられます。そうなると保険そのものが失効してしまいます。
貸付金を返済すれば保険を復活させることはできますが、返済額が高額で払えないなんてこともありえます。

契約者貸付はあくまで一時利用で

契約者貸付制度は自分の保険を担保にしてお金を借りられる便利な制度ですが、保険そのものを失効させてしまう危険性もはらんでいます。
せっかく積み重ねてきた、努力を無駄にしないようにしたいものです。

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最新保険ランキング編集部

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