基礎知識

~今、保険業界で起きていること~ 保険販売ルール厳格化へ

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~今、保険業界で起きていること~ 保険販売ルール厳格化へ

はじめに

一般ユーザーにはピンと来なかったり、「そもそも今まで、商品の説明義務やルールはなかったの?」とも思えてしまう話ですが、金融庁は2015年中にも「株式や投資信託並みの説明義務を課す」という保険販売ルールを制定する意向であるほか、「保険募集(営業)の基本的ルールの創設」が行われるといわれています。

期待されるのは「よりよい体制作りへのステップ」

実は、こうした指導や管理責任は金融庁ではなく、保険会社にあるといいます。以前は生保も損保も、保険会社の営業職員はもちろん保険代理店でさえも、一社の商品しか取り扱いをしていませんでした。ところが、1996年の金融ビッグバン(金融自由化)により生保・損保共に相互に乗り合うことが認められ、複数の保険会社商品を取り扱う乗合代理店や保険ショップが登場することとなったのです。とくに保険ショップなどは、ここ数年で爆発的に増えていて、商業施設には必ずと言っていいほど、見かけるようになりました。

これにより、複数の保険会社の商品を取り扱う保険募集人(保険営業マン)が一気に増えたわけですが、一社の保険会社商品だけを取り扱う場合よりも、管理や指導などの徹底が行き届きにくくなった面も指摘されていました。

また複数商品を提案する際の共通ルールもなく、さらに「委託型募集人」と呼ばれる、出社義務のない販売スタイルをとる人が増え、ますます管理やルールの徹底がしにくくなっていたといわれています。こうした状況に、金融庁がNOを突き付けたというのが最近の流れといえます。

おわりに

消費者側にとっては、今後、より安心できる法整備が行われたものと解釈していいかもしれません。また保険代理店にとっても、これまでの管理体制を見直すことで、この改正がよりよい体制作りへのステップになることが期待されています。

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最新保険ランキング編集部

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