基礎知識

どんな保障が必要なの?

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保障内容

何が不安なのか考えてみる

平成25年現在、日本で「生命保険」に入っている人の割合は、男性で80.9%、女性が81.9%と、男女とも80%以上の人が保険に入っています。また、入院した時に保険金が出る「医療保険」に加入している人の割合は、全体で74.0%です(生命保険文化センター「生活保障に関する調査」平成25年)。

保険は、万一のときの経済的な負担を補うものです。保険を選ぶ場合には、自分や家族にとって、「保険に入る目的は何か」「その保険にはどの程度の保障が必要か」、について考えることが大切です。保険に入る目的を整理してみましょう。

 1.死亡に対して備える

生命保険(死亡保険)は、主に世帯の家計を支える人が亡くなった時に、残された家族がその後生活していくための、生活資金や教育資金として備えるものです。

どの程度の金額を保険で準備すればよいのかは、一生涯の「家族の生活に必要なお金」(支出)から、「家族が得られるお金や持っているお金」(収入)を差し引いて計算します。

「家族の生活に必要なお金」とは、日常生活費や教育費、賃貸の場合の家賃、持ち家の場合の固定資産税や管理費・修繕費(ローンの残債は団信で保障されます。)、レジャー費、耐久財の購入費用などです。

「家族が得られるお金や持っているお金」は、国から支給される遺族年金や、会社からの死亡退職金、家族がその後働いて得られる収入、預貯金などです。

残された家族の「一生涯の支出」から「一生涯の収入」を差し引いて算出された金額が、生命保険で準備する「必要保障額」になります。

また、必要保障額が分かったら、その保障はいつまで必要なのかも考えてみましょう。「子どもが独立するまで」「妻が自分の年金をもらうまで」または、「一生涯の保障が必要」など、将来の収入や支出を考えた上で、保障の続く期間(保険期間)を決めます。

2.病気やけが、介護に備える

病気やけがで入院した時に、医療費が高額になるのが心配な時に入るのが医療保険です。生命保険が「家族のために入る保険」なのに対して、医療保険は「自分のために入る保険」と言うこともできます。

医療保険を考える時に大切なのは、国の健康保険制度です。会社員の人なら健康保険、自営業者の人なら国民健康保険に加入しています。どちらも、小学生から70歳になるまでは医療費の自己負担は3割です。つまり、10万円の医療費がかかった場合は、3万円の医療費を自己負担します。

さらに、健康保険には「高額療養費」という制度があります。

高額療養費とは、1ヵ月間の医療費が高額になってしまった場合でも、自己負担する金額に一定の上限を設けて、医療費の負担を軽くしてくれる制度です。

このように、国がすでに用意してくれている制度があることを理解した上で、医療費はどの程度の金額までなら自己負担できるのかを考えます。そして、自分の貯蓄などで賄えない分を、医療保険で備えるようにしましょう。

また、生命保険と同様に、保障の続く期間(保険期間)についても考えます。一般的に、高齢になるほど病気や介護などで医療費は増えていきます。一生涯の保障が必要なのか、一定期間でいいのかもあわせて検討するようにします。

 すべてのリスクを保険で備えるのか?

保険は、万一の時に経済的な支えとなってくれる頼もしい存在です。しかし、日常生活で考えられるリスクに対して、すべて保険で備えようとすると、家計の保険料負担は大きくなりがちです。保険に頼らなくても、手持ちのお金や預貯金で賄うことのできるリスクはないのかどうか考えてみることも、保険や保障を選ぶ際には大切です。

例えば、一家の家計を支える世帯主に万一にことがあった場合、その後の生活費については、遺族年金や家族の収入だけでは足りないことも考えられます。そんな時には、必要な保障額を計算した上で、生命保険(死亡保険)で備えるのが適しています。

一方、日常生活でのちょっとした病気やけがなど、入院を伴わない治療費であれば、国の健康保険制度と預貯金で、医療費は賄えることが多いでしょう

このように、保険で備えるのか、手持ちのお金などで備えるのかは、リスクの発生する確率と、発生したときの経済的なダメージを考えて決める方法があります。

人の死亡など「発生する確率は低いけれど、いざ起きてしまうと手持ちのお金だけでは賄いきれない、金銭的損失が大きいリスク」場合には保険で。

軽いけがや病気など「発生する確率は高いけれど、いざ起きてしまったときでも手持ちのお金で賄えそうなリスク」には貯蓄で。

このように、保険と貯蓄で賄うリスクを明確にしておくと、家計の負担も少なく、無駄のない保障を手にすることができます。

 

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最新保険ランキング編集部

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