基礎知識

保障の始まるのはいつから?

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保障開始期

保障が始まる日と契約日は違います。

1.責任開始日と契約日

生命保険の保障が始まる日は、いつの日かご存知ですか。申し込んだ日? 保険証券に書いてある契約日? 正確にいうと、どちらも間違いです。

答えは、「責任開始日」(責任開始期、責任開始時ともいいます)です。

責任開始日とは、保険会社が保険金・給付金の支払いなどの、契約上の責任を開始する時期のことです。

具体的には、①申込み、②告知(診査)、③第1回保険料の払込み、の3つのすべてが完了した時点になります。②告知(診査)が②第1回保険料の払込みの後になってしまった場合は、②告知(診査)の時点が責任開始日になります。

保険会社による契約の承認がその後になっても、保障はこの責任開始日にさかのぼって始まります。

例えば、医療保険の契約申込みをして、告知(診査)と第1回保険料払込みは終わったけど、まだ保険会社から保険証券が届いていない、という時にケガで入院してしまった場合には、保険会社が保険契約を承諾して契約が成立すれば、さかのぼって保障され、入院給付金が支給されます(後述するがん保険などは除く)。

ちなみに、契約日というのは、申し込んだ契約の起算日になるものです。契約年齢や保険期間などは、この起算日を基準に計算されます。責任開始日がそのまま契約日になる場合もありますが、多くは責任開始日の翌月1日が契約日に設定されているので、注意して下さい。

2.8日以内ならクーリング・オフで取り消せる

保険の申込み後、申込みを取り消したいときは、クーリング・オフ制度を利用します。

通常は、「クーリング・オフに関する書面を受け取った日」、「申込日」のどちらか遅い方の日から、その日を含めて8日以内に申込撤回の書面を発信すれば、申込みを取り消すことができます。すでに保険料を払っていれば、返金されます。

この「クーリング・オフに関する書面」は、第1回保険料充当金領収証の裏面に載っていたり、「ご契約のしおり」に記載されていたり、保険会社や商品によって異なります。また、保険会社によっては、クーリング・オフができる期間を8日より長く設定している場合もあります。

クーリング・オフ制度を利用して申込みを取り消す場合は、その旨を記した書面)に、申込書と同じ印で捺印し、保険会社の本社か支社あてに郵送します。記載事項は「ご契約のしおり」で確認し、念のため書面のコピーもとっておきましょう。

発信がクーリング・オフ期間内であれば、到着がその期間後になっても問題ありません。発信日は郵便局の消印で判断されます。少しでもトラブルを避けたい場合は、内容証明郵便で送るようにしましょう。

ただし、保険会社が指定する医師の診査を受けた後や、保険期間が1年以内の保険契約の場合などは、申込みの取り消しはできません。

3.がん保険の90日免責

保険契約の保障は、前述のように責任開始日からスタートします。しかし、一部には例外もあります。それが「がん保険」です。

ほとんどのがん保険では、契約が成立してもすぐに保障が始まりません。通常の責任開始日から3カ月または90日の待ち期間があるためです。責任開始日は、その待ち期間を過ぎた翌日となり、保障が始まるのはその日以降になります。

このため、もし待ち期間中にがんと診断されても、保障の対象にはなりません。支払った保険料は戻ってきますが、契約は消滅します。

また、特定疾病保障保険(がん・脳卒中・急性心筋梗塞の保障に死亡保障の付いた保険)の場合も、がんの保障については90日間の待ち期間を設けている場合があります。

ただし、医療保険は、がんの場合でも、その他の病気やけがの場合でも、保障の待機期間はなく、加入直後の責任開始日から保障が受けられます。この点は、がん保険と医療保険の大きな違いの1つなので、選ぶ際のポイントになるでしょう。

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最新保険ランキング編集部

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