基礎知識

貯金は保険の代わりになる?

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chokin

貯金と保険はどちらも金融商品ですが大きな違いがあります

「貯金があれば、保険に入らなくてもいいんじゃない。」

そんなふうに考えたことはありませんか?

確かに、備えるリスクの種類によっては、保険に頼らなくても、手元にある程度預貯金があれば、お金で備えられる場合があるでしょう。でも、いつ発生するのか分からないリスクに対して、いざという時に本当に預貯金で賄えるのでしょうか。

保険も預貯金も、保険会社や銀行の金融商品ですが、この二つは性格的に異なる金融商品です。保険の中には、養老保険のように貯蓄性のある商品もありますが、その仕組みにはまったく違います。保険と預貯金、それぞれの特徴を理解し、目的に応じて使い分けることが大切です。

保険は三角、預貯金は四角

預貯金は、毎月コツコツと積み立てながら、お金を増やせる確実性が魅力です。毎月決まった金額を積み立てることもできますし、お金に余裕が出てきたら、毎月の積立額を増やすこともできます。さらに、ボーナスなど、まとまった収入があれば、別途預貯金してお貯めることができるでしょう。また、必要になれば、お金をいつでも自由に引き出せる換金性もあります。

保険は、万一のことが起きて金銭的な損失があった時、お金の心配をしなくて済むように備えるのが本来の目的です。保険料を払い込んで、保障期間内であれば、いざと言う時には契約した保険金を受け取ることができます。

保険の中にも、養老保険や学資保険、個人年金保険などお金を貯められる保険商品もあり、これらの保険では、本来の保障機能とともに、貯蓄機能も持っています。

このように、預貯金も保険も「お金を貯める」という目的で利用することはできるのですが、「保障を得る」という目的で考えた場合には、大きな違いがあります.

例えば、いざという時のリスクに備えて、預貯金と保険に、それぞれ毎月1万円を充当しているとしましょう。

預貯金の場合は、10年間積み立てると、利息を除く純粋な積立額は120万円になります。一方の保険は、毎月1万円の保険料で保険金額1,000万円の保障に加入すると、保障期間内であればいつでも1,000万円の保険金が受け取れます。

もしも、10年後に万一のことが起きた時、この例では、預貯金はその時点で貯まった120万円と利息分ですが、保険なら1,000万円のお金を手にすることができます。

つまり、いざという時の保障を得るという目的で考えると、預貯金の場合はお金を貯めるのに時間がかかり、万一の備えとしては足りなくなる可能性があるのですが、保険の場合は加入した直後から契約した金額を受け取れるので、すぐに必要なお金を準備できます。

このように、いつ起きるのか分からない大きなリスクに対しては、保険が有効であることが分かると思います。ただし、日常的に起きる小さなけがや病気なら、預貯金で賄える可能性があります。保険を考える時には、何を目的として保険に入るのかが大切です。

預貯金と保険の違いを図でまとめてみると、預貯金はお金が少しずつ積み上がる「三角形」になり、保険は加入すれば受取額は一定なので「四角形」で表すことができます。

預貯金と保険の大きな違いは

先ほどの例では、大きなリスクが起きた時の備えについて、預貯金と保険で考えてみました。そこでもうひとつ、子どものいる人が迷う教育資金の準備方法を、預貯金と保険で見てみましょう。

子どもの教育資金作りでは、毎月の積立てが基本ですが、保険には学資保険と言う、保障と貯蓄を兼ね備えた商品があります。単純に教育資金を貯めるだけであれば、預貯金でも十分と言えるのですが、学資保険には預貯金にはない特徴があります。

大きな違いが出るのは、親が死亡した時です。教育費用を預貯金で貯めていたとすると、親の死亡後、家庭の収入が減少すると予定通りの教育資金を準備できなくなる可能性があります。しかし、多くの学資保険では、親が死亡すると、それ以降の保険料の払込みはなくなり、なおかつ満期が来れば満期金を受け取ることができます。

ただし、学資保険でも保障関係の特約をたくさん付けてしまうと、払い込んだ保険料よりも、満期金が少なくなる「元本割れ」になることもあります。学資保険は、保障よりも純粋に教育資金作りとして利用するのがよいでしょう。

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最新保険ランキング編集部

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