基礎知識

病気入院で出る保険、出ない保険

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病気入院で出る保険、出ない保険

はじめに

日本においては、入院時に1日5,000円とか、10,000円の給付金が受け取れる民間の医療保険(入院保険ともいいます)は、公的な医療保険(健康保険)の補助的な役割をしています。健康保険を使ってもまかないきれない分の医療費や、そもそも健康保険のきかない医療を受けた場合の医療費、差額ベッド代や雑費などにあてるという目的があり、独身世代からリタイア世代まで、幅広く必要とされる保険です。ところで、給付の条件となる入院に「病気入院」と「ケガ入院」があるのをご存知でしょうか?

病気とケガ、頻度が高いのはどっち?

医療保険の多くのパンフレットには「病気で○日以上入院された場合1日5,000円」「ケガで○日以上入院された場合1日5,000円」と別々に支払要件が明記されているように、同じ入院でも、保険の定義上では全く異なるといってもよいくらいに違いがあります。

ちなみに皆さんは、病気とケガのどちらが頻度…つまりリスク(危険度)が高いと思いますか?

答えは、圧倒的に病気です。

厚生労働省の調査によれば、死因割合の60%以上がガン・心疾患(心筋梗塞など)・脳血管疾患(脳卒中など)の三大生活習慣病であるのに対し、不慮の事故はわずか3%あまり。三大生活習慣病のほうが20倍のリスクであることがわかります。

また時間に換算すると、不慮の事故で亡くなる人は13分49秒に1人、ガンで亡くなる人は1分32秒に1人。いかに病気入院のほうがケガ入院に比べてリスクが高いか、端的に表された数値といえます。

医療保険と傷害保険の関係

ここで注意していただきたいのは、保険の中にはケガ入院しか保障されない保険もあるということ。損害保険の分野ではケガのみの保障である「傷害保険」も多く販売されています。

傷害保険は、損害保険の一つです。損害保険会社が販売しています。医療保険のように、加入時に健康状態を問われることなく誰でも加入でき、事故などにあってケガをしたときに保障を受けることができる保険です。(職種によって保険料が異なることがあります。)

医療保険は病気でも、ケガでも、入院すれば給付金が受け取れます。傷害保険は病気の保障はありませんが、ケガについては治療のための通院でも保障が受けられます。

単純な良し悪しではないのですが、上述のリスクの大小により、傷害保険は概して、医療保険よりも保険料が安くなっています。安易に「保険料が安い!」と飛びついてみたら、病気の保障がなかった…という場合も多いのです。

「医療保険は入っているから大丈夫!」と思っている方も、保険証券をもう一度読み返して、病気入院も保障の対象になっているか、チェックしてみてはいかがでしょうか。もしもの時、「こんなはずじゃなかった。」と思うようでは、保険に入っている意味はないのです。

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最新保険ランキング編集部

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